フライフィッシングの水生昆虫

水生昆虫の毛ばり風

毛ばりを巻く際にはある程度の水生昆虫の知識を仕入れていたほうが役立ちます。毛バリを魚が普段捕食している昆虫などに似せれば似せるほど魚の興味を強く引くことになり魚と出会う確率も上がるハズです。しかし有名なフライパターンの中には魚やカゲロウとは似ても似つかぬアトラクターと呼ばれるフライがあるように、単にひと種類の昆虫に似せてフライを作るより、魚が捕食する昆虫の特徴をデフォルメしたフライを作成するほうが効果的なこともあるようです。

 カゲロウ [May fly]

学名の[Ephemeroptera]とはギリシャ語で「はかない翅」という意味だそうです。日本にはおよそ200種いるといわれていて、地域によって年2回羽化するものなど種類はさまざま。タイイング時にはボディの色とテイルの長さに注意し巻くと魚の反応が良いようです。またニンフを巻く際にはテイルの本数をこだわったほうが良い釣果がでるという説もあります。魚が捕食するカゲロウのほとんどはニンフを捕食すると言われていますが、釣りをする場合はやっぱりドライフライで釣るほうがエキサイティングです。


 トビケラ [Caddis]

国内におよそ400種生息。チョウやガなどに近い種のようです。体長は種によってばらつきがあり成虫でおよそ4oから15o、成虫より幼虫のほうが体長が大きい種もいます。幼虫期に巣を作るものと作らないものがあり、巣を作るものは砂利や枯葉などで巣を作り水中のミノムシといった感じ。タイイング時にアンテナは付けなくてもいいとは思いますが、毛ばりの完成度を考えるこのサイトとしては付けることを薦めたいと思います。(アイにティペットを通すときに若干邪魔になりますが…)


 カワゲラ [Stone fly]

日本ではおよそ150種生息。成虫なるまで3年もかかる種もいます。一見ゴキブリ風にも見えて生命力がありそうですが水質の悪化に敏感で、水が汚れてくるとまず先にカワゲラがいなくなると言われています。フライフィッシングではあまり注目されない水生昆虫ですが、大きめのニンフはいくつか巻いておくと良いかもしれません(外国のフライパターンブックを見るとニンフパターンのフックサイズは#12から#2までかなりデカイものが多いです)。ニンフのテイルは2本。陸上羽化するものが多いです。



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