ボディ部の作成

ダビングボディ

ダビングボディは細かい繊維をより付けたスレッドを巻いていき形成します。このときより付けるダビング材の量はドライフライの場合で少ないかなと思うぐらいの量をより付けていきます。ダビング材を多く使用してしまうと水切れが悪くなり、水分を含んだ繊維がさらに水分を呼び、その結果水面に浮いている時間が短くなります。逆にニンフなどはダビング材は多めに使用し最後にダビング材をかきだしてボサボサにしてやることで水中で水気を含んだ繊維が透明感を出す効果があります。下地のスレッドに濃い色、ダビング材に薄く淡い色のものを使用してボディが濡れたとき透けて見える下地を昆虫の内臓として表現するタイヤーもいるようです。

クイルボディ

クイルと呼ばれる鳥の羽根を巻いて形成するボディがクイルボディです。基本的にクイルのファイバーは根元部分が太く厚くなっているので細い先端部をまずフックに巻き留め隙間が空かないようにシャンクに巻いていきます。巻き終わったときにデコボコなボディにならないよう下地を綺麗にしておくのも必要です。ピーコックハールなどを使用する際には細かい毛を取る必要がありますが、これは消しゴムでこすって取る方法が一般的です。ほかにロウソクのロウを垂らして取る方法などもあります。

クリップドボディ

ゴダードカディスなどに見られるディアヘアを使用して形成するボディ形状です。画像のものは#12のフックにオールパーパスのディアヘアを9回繰り返し取り付けてこれぐらいの密度です。この状態のままだと「たわし」にしか見えませんね。

フレアさせて巻きとめる途中で時々このように左右から詰めながら巻き進めていくことでヘアが密なボディが出来上がります。一本一本が太いヘアのものを使用すれば繰り返し取り付ける回数が減りますが、巻きとめる際スレッドのテンションが強すぎるとヘアが切れることがあるので注意が必要です。



下地とテイルの取り付け

ウィングの取り付け

ハックルの取り付け


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