ハックルの取り付け

表か裏か

ハックルを取り付ける際には、ハックルの表と裏に注意する必要があります。ツヤのある面が表となっていて、スタンダードパターンなどのドライフライでシャンクに沿ってハックルを巻く場合は、表が後ろを向くように巻いていきます。こうすることで巻き終わった時、若干前方に傾いたハックル形状になります。反対にウェットフライのほとんどは、ハックルの表を前方向き、アイ側を向くように巻き進め、ハックルが後方へ傾くように取り付けるのが一般的で,パラシュートパターンなどは表が上になります。

ファイバーとストーク

ハックルはフライのプロポーションを決定づける大事な要素のひとつで、巻きとめる際にはフックの大きさによってファイバーの長さを決める必要があります。この長さはスタンダードパターンなどはゲイプ幅と同じ、パラシュートパターンに巻く場合はウィングからテイル付け根まで、というのが基本なのですが、若干長いほうが格好が良いように私は思います。長いファイバーのものを使うとき、ハックルやフェザーの根元部分に寄るほどファイバーは長いものが使えますが、ストークの根元は太くなっていて巻き進めるとき、ねじれる原因になるので使用はできるだけ避けたほうが良いようです。パートリッジなどのフェザーを使用する場合には、先端から巻き留め少ない回数で巻き進めます。


ヘアハックル

スレッドにヘアを編みこんでハックル状にしたもの。カツラ職人のフランツ・ポットが考案し、ジョージ・グラントがさらに改良を加えた。もともと流れの荒い大河でニンフのような、ウェットのような使い方をすることを前提として開発されたもので、日本の渓流向きではないと思いますが、応用次第で使い道があるかも知れません。

一束5本程を20回前後、繰り返し編みこんでいきます。編みこんでいくヘアは長ければ長いほど作業はしやすくなりますが、最低でも長さが5cm程度は必要です。

とにかく作業に手間がかかります。挑戦してみようという方は、半日程かけるぐらいの気持ちで臨んでください。




下地とテイルの取り付け

ウィングの取り付け

ボディの作成


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