ウィングの取り付け

バンチウィング

トラディショナルパターンなどに良く見られるウィング形状です。ウッドダックを使用して作成したものはまさに羽ばたきしている昆虫の翅に見えます。通常の手順はウィング部マテリアルを2等分し8の字にスレッドを通し、その後左右の根元部分を2〜3回スレッドで束ねるのですが、8の字にスレッドを通して分けるだけにしておくとキャスティング時にティペットがよれにくくなるという説もあります。私はティペットがよれる原因はハックルの量にあってあまり変わらないと思いますが…


クイルウィング

毛バリを思い浮かべたとき、まず思い浮かぶもっとも毛バリらしいウィングの形状ではないでしょうか。ドライフライは表同士を合わせ、ウェットフライでは裏を合わせ取り付けるのが一般的です。取り付けるとき注意したいのはマテリアルをシャンクの真上に取り付けること。ウェットフライのウィングはマテリアルのティップ側を上にして取り付けるものを「アップライト」、逆に取り付けるものを「リバースド」と呼びます。

ウィング材としては主にダッククイル、ヘンフェザントクイルを使用します。プライマリークイルを使用する場合としては画像の印部分を使用すると綺麗なカーブのウィングが形成できます。他の部分は使えないことはないですが、ティップに近くなるとファイバーが短く厚くなるので扱いにくくなります。セカンダリークイルはティップ側とバット側で厚みの幅があまり無いので、ファイバーの長さにもよりますが使える部分はプライマリーウィングより広くなります。


サイドワインダーウィング

アメリカのプロタイヤー、レネ・ハロップが巻くことで有名なクイルを使ったウィング形状ですが、巻く場合にはウィング材を固定する左手の力加減と微妙なテンションのスレッドワークなど感覚的なものが要求されます。コツをつかむまで時間がかかると思いますが、イメージとしては画像のような感じでシャンクと平行に近くなるようにスレッドを回して引き絞っていきます。


パラダイスウィング

ハックルやフェザーなどのファイバーを根元側に寄せ集めて形成するウィング。昆虫の翅の透明感を表現できます。




下地とテイルの取り付け

ボディの作成

ハックルの取り付け


戻る


このサイトについて | ©2005 y

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送