他にもいろいろな方法があると思いますが、左画像は私の下巻きの方法です。
タイイングの準備
タイイングを始める前に準備としてまずフックのシャンクにスレッドを巻き留めます。この下巻きでスレッドを確実にフックに留めるためにシャンク全体に巻くことを薦める人もいますが、毛ばりの完成度にこだわるなら下巻きは3回転程度にしておきたいところ。特にドライフライは水面に長く浮かせるためにできるだけ軽く作ることを考えるべきで下巻きは少ないほうが良いです。下巻きを多くしていることで毛ばりの水切れが悪くなったり、水分を含んだ繊維がさらに水気を呼ぶということがありあまり良いことがありません。また下巻きを少なくすることで凹凸のないボディを形成できるということもあります。
テイルの取り付け
テイルは毛ばりのフォルムやバランスを考える上で重要で魚へのアピールするための部分としても重要と思います。前に毛ばりのバランスとしてテイルはフックのシャンクと同じ長さが基本と書きましたが、カゲロウをイミテートした毛ばりを巻く場合にはテイルをシャンクより若干長く取り付けたほうがカゲロウのよわよわしさを表現できると思います。ミッジにはテイルは必要ありません。
テイルを分ける(ディバイド)にはテイル材とフックの間にスレッドを割り込ませて分けます。